※この記事では「死」や「安楽死」などのテーマに触れています。内容に敏感な方は、その点をご理解の上で読み進めていただけると幸いです。
23歳、メンタル不調をきっかけに仕事を辞めて飛び込んだ、オーストラリア・ブリスベンでの初めてのワーホリ生活。葛藤も青春もぜんぶここに。十人十色のワーホリ、あなたの物語も素敵でありますように☺️
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午前:清掃バイト
午後:休憩、ステーキバイト
◆ トマトチキンで、ちょっと深めの会話が始まる
この日、ハウスオーナーが手作りのトマトチキンをふるまってくれました🍅🍗
チキンがホロホロで、トマトの酸味がやさしくて、じんわり沁みる味。
何気ないキッチン時間が、あたたかくてほっとする。
そんな中、突然聞かれました。
「もし末期がんになったら、あなたは安楽死する?」
え、いきなりそんな話!?って思ったけど、オーナーは真剣な顔で言ってて。
「スイスではeuthanasia injection(安楽死注射)が合法なんだよ」って。
安楽死ってなに?🪐ざっくり解説
“Euthanasia”(ユウセネイジア)って、ギリシャ語で「良い死」って意味らしいです。
自分がもうこれ以上苦しい生き方をしたくない、って強く願ったとき、
医師のサポートのもとで命を終えることを選ぶ制度のこと。
🌍合法な国:
- スイス(※外国人でも条件によって可能)
- オランダ
- ベルギー
- カナダ など
でも、本人の強い意思と厳しい審査が必要で、決して軽いものではないです。
ちなみに日本では法律的に認められていないし、オーストラリアでも州によって違うけど原則NG。
私はどう思ったか、という話
当時の私は、
「死ぬ間際に日本を離れて、異国で最期を迎えるのってどうなんだろう?」って思いました。
やっぱり母国・日本で、家族のそばで、最期を迎えたいなって。
でも、ただ苦しいだけ、生きてるというより“息をしてるだけ”の状態になるくらいなら、
安楽死も一つの選択としてアリなのかも…とも。
でも、たとえば、90歳になって、何もできなくなったとき。
もし、ほんの少しでも
「大切な人の顔を見られる」
「青空がきれいだなって思える」
そういう瞬間があるなら、たった1秒でも長く生きていたいって思うのかも。
少し真面目すぎる話ですが、みんなどう思うのかな〜と疑問に思いました!
日常と非日常のあいだに
異国の家で食べたトマトチキン。
あたたかいごはんと、ちょっと深めの会話が、
自分の価値観や“生きること”について、ふと考えるきっかけになった。
ワーホリって、観光とか英語とかだけじゃなくて、
こういう「誰かの価値観に触れる瞬間」があるのが、好きだなと思った日。
⚠️自殺を促す記事では全くありません。が、興味がある方はこちらの動画もみて見てください。
死に関することなので無理はしないでください。